第2話ふざけた質問をきっかけにおもちゃショー物販の「奇跡」は始まった

卸問屋開拓

定年過ぎの派遣社員のおじさん

「寝坊」という絶対的不利な状況から果敢に「おもちゃショー」に参戦したぷぅ。

前回までのあらすじはこちらから

第1話「おもちゃショーの奇跡」

下調べした情報を元に鼻息荒くブースを回るも

「ネット販売はNGなんです」
「amazonは自社も出してますので、、」
「新規の口座開設(取引契約)はちょっと、、」
「問屋さんから仕入れてください」

と、「いつものハードル」にはばまれる。

その後、事前リサーチで気になっていた「おしり拭きあたため器」
の実機を確かめるべくベビー用品の「combi(コンビ)」のブースへ

そして、一人ヒマそうにしていた「定年過ぎの派遣社員のおじさん」に話しかける。(内心「ミスったかな」と思いつつ)

ぷぅ
おしり拭きあたため器ありますか?
このふざけた質問をきっかけにおもちゃショーの奇跡は始まった。

問屋の知り合いいるかと言われ…

一瞬、話しかけた人間違えた?!

おじさん
ああ、それならコレですね
ぷぅ
へぇ、案外小さいですね
おじさん
ああ、それならコレですねおじ「これ廃盤品で在庫限りなんですもうすぐリニューアル品がでますけどね」
ぷぅ
なるほど、これコンビさんから 直接仕入れることはできますか?
おじさん
いえ、直接取引はやってないですね
ぷぅ
欲しいなぁ、・・・おしり拭きあたため器(amazonいないし、回転いいし)
おじさん
どこか問屋さんとはお付き合いありますか?
ぷぅ
玩具問屋さんは直接取引はありません。

 他の分野ですが○○○ー〇さんとか

 〇〇〇〇さんとかお付き合いがあります

ぷぅ
正直、玩具問屋さんとはほぼ付き合いがなくて、、

 どこか問屋さんを教えていただくことできますか?

おじさん
うーん、そうだなぁ〇〇〇さんはいいけど一次問屋だし、

 〇〇〇ッ〇さんは付き合わない方いいし、

 □□□□さんは取引はないんだけど、、

ぷぅ
(めげずにおじさんをジーっと見るぷぅ)
おじさん
声をかけていただいたのも何かの縁、

 昔から個人的にお付き合いのある

 関西の□□□□さんに聞いてみましょうか

ぷぅ
ぜひ!(キラキラッ)」

お、おじさんが…適当にあしらわれ…

おもむろに携帯を取り出して電話をしてくれる本当に親切なおじさん。

プルルルルー、、プルルルルー、、、

おじさん
あ、コンビの〇〇ですけど、営業の〇〇さんいますかね?」
、、、、(ゴニョゴニョ)?会場に出展してるからみんな居ない?

 ホントですか?あったかなぁ、、

 あ、そうですか~

 では探してみますねー

ぷぅ
ど、、どうでした!?(キラキラッ)
おじさん
なんか、受付の女性の方がでて 適当にあしらわれた感じですね~、、
ぷぅ
・・・(ガビーン・・・死語)
おじさん
おかしいなぁ、

 今回の出展者に□□□□さん

 なんていたかなぁ~

ぷぅ
ちょっと、僕もさがします!

 ここに会場マップ広げていいですか!

おじさん
あ、はい、どうぞ

見つからない□□□□さん

騒がしい会場そっちのけで乱視(老眼と認めたくない)が入った眼で穴が開くほどマップの小さな文字を覗き込む

ぷぅとおじさん。

おそらく、周りのコンビ社員の方々には(あのおじさんとお兄さん、何やってんだ)
って思われてたに違いない。
ぷぅ(ない、、ない、、)

なんど見返しても□□□□の4文字は見つからない。

ダメか、、

おじさん
電話の女の子に

 適当に答えられちゃったかなぁ、、ハハ

もう一度マップを見返そうとするぷぅに

見かねたおじさんが、

おじさん
ちょっと営業の人の

 個人携帯にも電話してみますよ

ぷぅ
お願いします!

(玩具問屋と直接取引したいっ)

プルルルルー、、プルルルルー、、、

派遣社員で名刺すらない…

終わった。

もう、これ以上は食い下がれない。

「ぷぅの熱意」にこたえられないおじさんも切なさそうだ。

ぷぅ
そうですか、ご親切にありがとうございます
ぷぅ
もし、連絡がつきましたら

 この名刺の連絡先あてに

 一報いただけると嬉しいです」

(遅ればせながら名刺を渡すぷぅ)

おじさん
ごめんなさいね、私は派遣社員で名刺はないんです、、

あ。たぶん、連絡、無いな。

あと一歩のところで惜しかったなぁ。
玩具問屋といえば、【二大巨頭】のような問屋さんがいて何度かトライしたことがあったんだけど、電話で連絡しても「オンラインサイトから登録してください」で、ネット上の取引しかできず、
登録しても「卸値」とはとても言えない価格で販売されている。さらに、仕入れたいものを
「自由に仕入れる」ことはできない。

ところが、この後「一つ目の奇跡」が?!

カレー食べよ

時間は14時。歩きまわったあげくに、あと一歩のところで希望の光が途絶え、
ちょっと疲れた、ぷぅ。

 近くにあったイートインでカレーを注文。
このレトルトカレーで500円か、高いな。そして、なんか「ひょっこりはん」が
すぐそこのステージに来たらしく周りが騒がしい。
ふー。疲れたから、会場をチラっと見て回って帰ろう。
そう思い、会場をフラフラしていたぷぅに
【ひとつ目の奇跡】が起きる。

次回予告

レトルトカレーを食べて時間をつぶしたぷぅ。その後、本当にドラマのような【ありえない展開】に巻き込まれる。

次回!「ちょっと裏の事務所まで来てもらおうか」

お楽しみに!