個人でネットショップやAmazon物販をしていく場合、常にライバルとの差別化、価格競争に負けない、売れる商品を安定して仕入れることが重要です。
小売店からの仕入れのみで大量の商品数を仕入れることは難しいため、安定した商品を確保するにはメーカーなどの業者からの仕入れを検討する必要があります。
個人でも問屋開拓できますか?
ちなみに僕は、2017年6月に法人化しましたがそれまでに個人時代に付き合っていた問屋さんは5社です。実はメーカーから直接仕入れる直取引は、法人化してなくても個人でも可能です。
「問屋物販」は面白いですし、掛率交渉さえうまくいけば利益を出しやすい分野です。
そこで今回は、個人でも取引できる卸業者と契約できるコツ・ポイントをお伝えしていきます。
個人が仕入れ先(問屋・メーカー)を開拓するコツ・探し方とは?
メーカーが直接消費者に販売したり、問屋が小売をしたりと、様々な流通経路が利用されるようになっており、個人のショップ運営でもメーカーや問屋から直接仕入れを行うことが可能になっています。ここでは、メーカーや問屋から仕入れるにはどうしたらいいのか、その方法を解説します。
仕入れ先にしたいメーカーに直接問い合わせて開拓する
交渉する前の事前準備が肝心
事前にリサーチをして取引したい商品やメーカーが見つかったら、まずはメーカーに直接連絡して取引できるか、聞いてみるのがいいです。
そのメーカーと初めて取引をする場合は、メーカーの規模にもよりますが、大きいメーカーほど稟議、稟議で時間がかかる場合もあります。どうでない場合でも、まず自分が何者なのか?をわかりやすくアピールできるように、電話でもメールでも、ひな形を準備しておくのをお勧めします。
問い合わせの際には、個人であっても
- 店舗名
- 事業内容や店舗の規模
- 現在取り扱ってる商品・商材
- ネット販売か店舗販売か(ネットならリンクを掲載)
そして次に、
- 仕入れをしたい商品について
- 最小ロットはどのくらいからか?
- ネット販売可能か?
- 何掛けから取引可能か?
- カード決済可能か?(最初は現金前払いが多い)
等メーカーが説明しやすいような配慮もあると印象がアップして交渉しやすくなります。
無事に利益がでる単価で交渉成立すれば、メーカーからの仕入れが可能になります。
しかし、メーカー仕入れの場合、即納品の取り扱いをしているメーカーであれば、商品を発注した後すぐに納品されますが、発注から数ヶ月先の納品となることもあるので事前にそういったことも確認しておきましょう。
また、ショップとの直接取引はしていないと断られることもあります。そこであきらめるのではなく、そのメーカーと取引のある問屋を質問するとさらっと教えてくれることも多いです。粘り強く誠意をもって交渉していきましょう。
次に仕入れができるメーカーや問屋を具体的にどうやって探せば良いのかを説明していきます。
問屋街でface to face での仕入れ先を開拓する
東京近辺でしたら、上野や御徒町、日暮里等リアルな問屋街をあるいて市場調査・リサーチかねて交渉に行くのも面白いです。
展示会に参加して仕入れ先を開拓する
ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)のというサイトは、国内だけでなく世界の展示会の情報をリサーチすることができます。僕は国内各所で開催される展示会に参加して、メーカーや問屋と取引契約を結できたのでその方法を具体的にお伝えしていきます。
1.展示会を調べる
関東圏ではビッグサイトや幕張メッセで多数の物販系の展示会が開催されています。
有名どころでは「雑貨EXPO」や「ヘルス&ビューティグッズEXPO」、
「インターナショナルギフトショー」や「東京おもちゃショー」などです。
まず初めにこれらを調べる必要がありますが、私が2018年前半分を調べてファイルにしました。
そちらを参考にしてください。(古いですが)
2.展示会に事前申込する
展示会の中には有料のものがありますが、
☞事前に申し込みをすると無料になるものがほとんど
です。5000円などの参加費が無料となりますので是非事前登録しましょう。
3.会場マップをダウンロードする
各種展示会会場は非常に広く、目的もなく参加すると何も達成できずに終わります。
必ず会場マップをダウンロードしてプリントアウトして事前にブースの位置を確認します。
大きな展示会では事前に告知がなされ、ビッグサイトや幕張メッセのホームページ経由で、各展示会の紹介サイトへアクセスすることができます。
展示会の紹介サイトでは「会場マップ」をダウンロードすることができます。
当日ムダ足を踏まないためにも、事前に会場マップをダウンロードしてください。
- 会場マップをダウンロードしてプリントアウトする
- 事前にブースの位置を確認
4.出展者を調べる
前述と同様の展示会の紹介サイトでは「出展者一覧」を見ることができます。
以下の手順で「その出展者のブースに行くかどうか?」を絞り込みます。
- 出展者名(主にメーカー名)でamazon検索をかける ※例えば:味の素
- 検索を書けた1商品の商品ページを開く
- 「商品名」の下部に「メーカー名(味の素)」があるのでクリックする
- メーカーの商品一覧が表示されるのでamazonなし、ギザギザ有りの商品があるかどうかを確認する※これらを一目で確認する方法は「食品せどりスタートアップマニュアル」参照
- 会場マップに印をつける
×:商品が少ない、売れていない、amazonがほとんど出品している
△:amazonがいない商品でギザギザ商品もあるが多くはない
○:amazonがいない商品が多く、ギザギザ商品も多い
◎:amazonがいなく、ギザギザも多い
以上で、出展者一覧の事前調査の準備は完了です。
※この時点でかなり「×」(回らなくてよいブース)が多いことが分かります。
5.出展者ブースをまわる
限られた時間の中で効率的に回るには?
限られた時間の中でかなりの数の出展者ですので効率的に回る必要があります。
以下の手順でブースをまわりましょう。
1.「amazonでネットショップを運営しているのですが、お話を伺えますか?」
→ネットショップNG、amazonNGが本当に多いです。それらを隠して最終的にNGとなるよりも、最初にNGとされた方が効率的です。
2.「総合カタログをいただけますか?」
→最初は話題に困ります、カタログをもらうと話が進みやすいです。
また、カタログをもらうときに「名刺交換」するはずです。
基本的に展示会は「カタログをもらって名刺交換」すればおおむね任務完了です。相手も暇ではありません、問い合わせや連絡は後日、ということになります。
3.「仕入は直接でしょうか問屋さん経由でしょうか?」
→出展者のほとんどが「メーカー」です。直接仕入れられるか、代理店(問屋)経由になるか聞いておきましょう。
4.(直接取引の場合)「仕入れロット数はどの程度でしょうか?」
→直接取引ができても、大手のメーカーであればあるほどロット数が大きい傾向にあります。1商品100~200個も仕入れるわけにはいきませんので事前に確認しましょう。
5.(直接取引の場合)「掛率はどの程度でしょうか?」
→直接取引の場合「掛率」をザックリ教えてくれることがあります。
今後、そのメーカーとの取引を本格的にするかしないかの判断もできますので、5掛けなのか6掛けなのか聞けると今後のためになります。
6.(問屋経由の場合)「御社の商品が扱える問屋さんを教えていただいても良いでしょうか?」
→メーカー直接取引ができない場合、問屋経由となります。たいていの場合
「いま取引している問屋さんはいますか?」と聞かれるので
「この分野の商品を取り扱うのは初めてですので取引している問屋さんはおりません」と答えましょう。
「名前だけでも」と言えば教えてくれるはずです。(年配のベテランの方が良い)※実はこれが重要※
後日その紹介された問屋さんに、
「○○メーカーの○○さんからの紹介いただきましてメールしました」
と連絡すると「門前払い」や「無視される」ことがなくなります。
(こういった「チャンス」を逃さないことが非常に重要です)
6.記録・保管する
ブースをまわったら、その時の反応をしっかりメモしましょう。
メモする場所は「会場マップ」でOKです。
会場に休憩所があるので、できればその場でメモするとよいです。
(数日たつと忘れてしまいます)
会場マップにメモしておくと「あの時回ったあのブースか」と記憶がよみがえります。
- 会場マップとメモ
- 会場でもらった名刺
7.問い合わせを始める
展示会終了後に反応が良かったメーカー、利益が出そうなメーカーを見定めて
問い合わせをはじめましょう。
数週間あけてからの連絡が良いでしょう。
8.見積依頼書を送る
メーカーとの取引ができるようになったら最初の一手は「見積依頼書」です。
amazonサイトからamazonなし、ギザギザ有りの商品を抽出して見積依頼しましょう。
※商品の抽出、作成方法は私の教材
- 「せどりルーチンワークMasterVersion」
- 「食品せどりベーシックマニュアル」
を参照ください。
※長く問屋さんと良好な関係を築く方法については
- 「問屋ネゴシエイトマニュアル」
- 「問屋値引き交渉マニュアル」
に記載しています。
インターネット上で仕入れ先を開拓する
サラリーマンで副業なので、どうしてもリアルで問屋に会いに行く時間が取れないという人も中にはいると思います。僕もそうでした。僕自身はインターネット上から問屋を開拓していきました。そして今はその作業もツールで行っています。
ポイントを加味した仕入先の重要性
物販は「仕入先」の確保が重要ですが、粗利だけを追い求めるのではなく、ポイントを加味した利益率を合わせて視点にもっておくと仕入れ先の幅が広がります。
電脳せどりの場合:楽天、ヤフショ
店舗せどりの場合:ブックオフ、セカスト
などなど、「仕入先」を確保すればするほど売上げが上がります。
僕は「100%問屋仕入れ」ですが、だいたい問屋(仕入先)1件で、売上げが100万円ほどあがります。ただ、問屋開拓は
- 問屋担当者とのやりとり
- 前払いの問題
- ロットの問題
などがあって、なかなかハードルが高い。そこで簡単に問屋から仕入れる方法をお伝えしていきます。
最初はネット問屋が便利
一般の人が問屋から仕入れるために、「NETSEA」や「スーパーデリバリー」などに代表されるネット問屋が便利です。
今回は比較的個人も登録しやすいネット問屋「NETSEA」をメインに解説していきます。他にもネット卸でおススメの問屋もありますが、まず最初の一歩で一つの仕入れ先を丁寧に網羅していくほうが、確実にステップアップしていくことができます。僕の開発したツールは全自動で問屋リサーチができるので、後半の動画を合わせて問屋開拓のノウハウと無料で学びきってください。
特に、数千件のサプライヤー(問屋)が、登録しているNETSEAは
- 審査緩い
- 後払いOK
- クレカOK
非常に便利なサイトです。ただ、ここにはちょっとしたワナが存在します。
NETSEAのサプライヤー(問屋)の中にはフェイク問屋が存在するということ。
本当の問屋=「リアル問屋」と、小売りと変わらない「フェイク問屋」
まずこのリアル問屋とフェイク問屋を見極めることが重要
リアル問屋とフェイク問屋を見極めるには?
それは、
「JANコードで検索する」ことで見極めが可能です。
サンプルで1商品検索してみました。
(NETSEAのリアルとフェイク)
667円の業者もいれば、1,278円の業者もいます。
こちらはヘルビ系です
こちらはバーバパパ系です。
(バーバパパはフェイクでも利益出る)
こうやって、「リアル問屋」をあぶり出して、その問屋をリサーチしていく流れで利益商品がみつかります。膨大な数万件の商品データの抽出方法
ところで上記画像に出てきた「ハリマ共和物産」
登録商品件数が現在「15,314件」あります。
・amazonの販売状況
・NETSEAの販売状況
が日々変わる中で、この数万件の商品データを全頭リサーチするなんて「人間の手」では不可能。ですが「この膨大なデータのリサーチ」は僕が最も得意とするところです。
価格調査は人がやるべき作業ではありません。【雷神】電脳リサーチツールを使うと最速で利益の出る商品をあぶりだすことが可能です。
再現率100%の問屋開拓方法 雷神電脳ツールを使った問屋の開拓とは
僕はツールを作って問屋開拓も自動化することに成功しました。
電脳リサーチは雷神でツール化。売れる商品を見つけたら仕入れ先もツールで自動化。過去の記事では実際に僕が問屋交渉したときのエピソードと、問屋開発ツールを作る秘話についてです。
具体的に全自動で問屋を開拓。人力で何万件のデータをあなたは一つ一つリサーチしていきますか?人を雇用するかツール化するかで、ビジネスは加速していきます。動画で詳細をお伝えしています。1.5倍速くらいで視聴するのがちょうどいいです。動画は少し古いですが、こちらで最新情報をお伝えしています。
1.メーカー在庫表のJANをASINに一括変換する
雷神#10 問屋・メーカー攻略 -メーカー在庫表のJANをASINに一括変換する-
2.RAISIN(雷神)で情報抽出する
雷神#11 問屋・メーカー攻略 -RAISIN(雷神)で情報抽出する-
3.JAN在庫表から利益商品をあぶりだす
雷神#12 問屋・メーカー攻略 -JAN在庫表から利益商品をあぶりだす-
これ、本当に多い質問です。答えは簡単です。
「できます」
世の中「個人事業主」で問屋からモノを仕入れている人はたくさんいます。