前回までのあらすじ
ビッグサイトで開催されたおもちゃショーに参戦し、「奇跡的なめぐり合わせ」の末に、玩具問屋の老舗(しにせ)「□□□□社の裏事務所」に連行されたぷぅ。
「お茶とカタログと雑談」
連行された割に「お茶とカタログと雑談」という当りさわりのない扱いを受けこの流れを変えねば!と、ぷぅの「ひとりでできるamazon物販」を力説。
その話を聞いていたのであろう、一向に進展のない打合せに業(ごう)を煮やして登場した□□□□社の営業のトップ「△部長」
さらなる事件とは、、
おもちゃショーの奇跡
「営業部長 登場」
以下営業部長 △部長のお言葉要約
ええか。情報化社会の現代で、売価、原価が透明化されているイマ
「問屋の利益」だ「小売りの利益」だと言ってる場合じゃない
- お客様に喜ばれる商品を提供し
- 問屋が適切な利益を取り
- 小売りが適切な利益を取る
「物販の本質」は、誰かが勝って、誰かが負けるのモノじゃない。
新規の小売り(ぷぅ社のこと)だからと言って
「掛率の駆け引き」をして
65掛けだの63掛けだのと
ムダな時間を浪費して結局、良い関係を築けないのでは意味がない。
- 掛率の交渉だとか
- 補償金を入れろとか
- 年間の取引額はいくらだとか
「現代の物流の流れ」の中でお互いに利益を共有すればええんや。
ぷぅ社長。□社はネット販売する人も応援してる。
ウチで使えるものは〇〇(営業さん)でも在庫データでも全部使ってな。最初の取引は掛率を6〇%にする。※十分安い掛率
そのあとはぷぅ社と歩み寄っていく。これでどや!
な!ぷぅ社長!
小売りとの商談に、つまらない駆け引きなんていらないんや!わかったか〇〇(営業さん)!!
そんな「スピード感」を待っていた
ぐぉぉぉぉおおおおお!!!
なんだ、なんだこの営業部長。
熱い、熱すぎる!
待っていた。
ぷぅはそんな「スピード感」待ってたよ!
□社さんの【在庫データ】さえ
利用させていただければ、正直、日本で私(雷神)の
右に出るものはいません。
必ず期待に応えてみせます‼
感動の□社営業のオッサン
□□□□社、☆☆社長登場
「ドンッ ピキッ、、、」
その時、ぷぅの背後で【誰か】が事務所の扉を開けて入ってきた。その場にいるすべての人の「緊張」を肌で感じる。△部長の怒号の時とは明らかに違う感覚。
(みんな)「☆☆社長、お疲れ様です!」
(ヘ、、、しゃ、社長?)
振り返ると、ビシッと決めたスーツ姿に、【眼力マックス】の明らかに「社長オーラ」を発している人の姿。
(ぷぅはチノパンにユニクロのTシャツに パソコンが入ったリュック姿)
ぐるりと事務所内を見渡して、社長の「大きな目」にとまったのは、
- コンビの営業さん(68)
- □社の営業さん(65)
- □社の営業部長(68)
- ズラリと囲まれて商談している新規顧客「ぷぅ(40)」
※( )は一部推定年齢
おそらく、重要な「お得意様」と判断したのであろう、ゆっくりとこちらのテーブルに向ってくる。そして、この決戦の地「ビッグサイト」でぷぅに【最後の奇跡】が起こる。
次回予告
こりゃ出る幕ではないと立ち去る「コンビのおじさん」。この人、オモシロイ人でっせと、社長に席を譲る「営業部長」
そして、抑えきれない「社長オーラ」を発しながら、ゆっくりとぷぅの目の前に座る□□□□社、☆☆社長。年商ウン十億の☆☆社長と、ひとりでできる物販のぷぅ社長が対峙!
「□社社長 vs ぷぅ社長」
これは「おしり拭きあたため器」と「物販の神」が与えたもうた試練。この状況に、もはや退路はない。前進あるのみ。