amazonへ出店するための手順
amazonへ出店するための手順を解説します。
まだamazonへ出店登録をしていない方は下記リンクにアクセスしてください。
https://services.amazon.co.jp/services/fulfillment-by-amazon.html
amazon出店手順
①正式名称/販売事業者名の登録
個人の方は個人名を、法人の方は法人名を入力し、
出品規約を確認したら、チェックを入れて、「次へ」ボタンを押します。
②出品者情報の入力
店舗名は、既に決まっているのであればその名称を入力してください。
基本的に好きな名前を付けて構いませんが、
大手企業に酷似していると後々問題(商標権侵害)が
起こる可能性もありますので注意してください。
「〇〇書店」や「◇◇電気店」、「△△食品」など分かりやすい名前を付けてもよいでしょう。
こちらは後で何度でも変更することが出来ます。
住所については、現在の実店舗の住所を記入すれば大丈夫です。
特別に別住所地を登録したい方はそちらを記入してください。
(個人宅でも特に問題はありません)
電話番号は、実店舗の電話番号があればそれを登録しましょう。
その際、電話番号認証に使用するワンタイムパスワードの取得方法を、
「電話を受ける」にチェックを入れてください。
amazonからワンタイムパスワードを知らせる電話がかかってきます。
ショートメッセージでの取得を希望する場合は、携帯電話を登録してください。
※ワンタイムパスワードとは確認のため1回だけ使用される限定パスワードです。
③クレジットカードの登録
amazonではクレジットカードの登録が義務付けられています。
登録するカードは法人のものでも代表者個人のものでも、どちらでも登録可能です。
注意点は、有効期限が間近のものを登録しないこと。
amazonは定期的にクレジットカードの有効期限を確認しています。
その際カードの期限が切れていると、売上金の支払いが一時的に保留されてしまうことがあります。
なるべく長めのカードを登録することと、定期的なチェックを怠らないようにしましょう。
また、クレジットカードを所有していない方は、デビットカードでも登録出来ます。
④質問への返答
最後に質問に答えたら登録完了になります。
上から、
はい
いいえ
101-500
このぐらいで回答しておけば問題ありません。
大口アカウントとは
大口アカウントと小口アカウント
amazonの出品アカウントは大きく2つあります。
小口アカウントは、毎月の商品点数がそれほど多くない出品者向けのプランです。
月額料金はかかりませんが、上記に記載の通り、特別機能やオプションサービスの利用は出来ません。
発生する料金は商品ごとに100円+販売手数料となります。
大口アカウントは、FBAを利用して月に50点以上出品する出品者向けで、
月額4,900円に加えて商品ごとに販売手数料がかかります。
小口では雷神で利用するMWSサービスも使えません。
また、小口で売上げ数十万、数百万円を目指すことはできません。
迷わず大口アカウントを登録しましょう。
既に小口アカウントを登録している方は、これを機会に大口に切り替えましょう。
セラーセントラルの右上にある設定をクリックして、
「ご利用のサービス」からサービスの管理をクリックして変更申請が可能です。
大口アカウントのメリット
大口アカウントのメリットは、なんといってもFBAを使えることにあります。
前述した通り、
- 注文
- 梱包
- 発送
- 顧客対応(クレーム対応)
- 返金、返品対応
このすべてを月額4,900円でamazonが代行してくれます。
アルバイトをひとり雇うよりもはるかに安い金額です。
また、小口アカウントに比べ、大口アカウントの場合は、
ショッピングカートの取得が優遇されています。
複数アカウントの登録
複数アカウントの必要性
複数アカウントを取得するには意味があります。
たとえば、ベース店舗を持ちつつ
・より挑戦的な物販をしたい場合
・カテゴリ別に店舗を管理したい場合
・外注化で店舗をまるごと任せたい場合
・独自ブランド販売で店舗ブランディングを持ちたい場合
などです。
また、商品カテゴリ別に店舗を持っていると
メーカーや問屋さんに非常にウケが良いです。
商品がゴチャゴチャしている店舗よりも
専門店的に見えて信頼度が向上します。
複数アカウント取得の注意事項
基本的にamazonでは、規約上1人1アカウントまでと定めていますので、
複数アカウントを作成することは規約違反となります。
※法人でひとつ、個人でひとつ作成することは可能です。
複数アカウントを作成するには相応の手順が必要です。
複数アカウントの登録方法
amazonでは規約上、1人1アカウントまでと定めていて、
普通に複数アカウントを作成してしまうと、その規約に抵触し、
アカウントの削除対象となります。
特に、複数アカウントで同一の商品を販売し、
カート取得率を意図的に高めるようなことをすると
2つめのアカウントだけでなく、
本アカウントまで削除対象となりますので注意しましょう。
複数アカウントは「運用上の理由」などで
amazonに了承を得て作成することが可能です。
例えば担当者ごと、カテゴリごとなどに運用したいという理由であれば、
Amazonにその旨伝え、申請すれば複数アカウント運営が可能となります。
以下、複数アカウント登録の手順と注意点になります。
<手順>
- 新たにアカウントを作成する。
- そのアカウントをAmazonテクニカルサポートに連絡する。
簡単ですが、以上が手順となります。
アカウント作成にあたり、いくつか注意点がありますので、
以下の点を必ずチェックするようにしてください。
<注意点>
①店舗名
既に開設済のアカウントと異なる店舗名を付けてください。
一部でもかぶると申請は却下されますので、
完全に違う名前にしましょう。
②運営責任者
既に開設済のアカウントとは異なる人物にすること。
例えば、奥様や両親、兄弟、従業員など別の方の名前を登録してください。
③銀行口座
既に開設済のアカウントとは異なる口座を登録してください。
その際の口座名義は開設済のアカウントの名義と同じでも問題ありませんが、
口座だけは違うものを登録してください。
④クレジットカード
既に開設済のアカウントに登録しているものとは異なるクレジットカードを登録してください。
複数クレジットカードを所有している方はそちらを登録すれば問題ありません。
持っていない場合は、プリペイド式クレジットカードを使うと便利です。
Vプリカ
http://vpc.lifecard.co.jp/
⑤電話番号
既に開設済のアカウントに登録している番号とは異なる電話番号を用意してください。
本アカウントに携帯電話を登録しているかたは、
事務所の電話番号や自宅の電話番号でも大丈夫です。
用意出来ない方は、楽天モバイルなど
無料or格安で電話番号を取得することが出来るサービスを利用しましょう。
⑥メールアドレス
既に開設済のアカウントとは異なるメールアドレスを用意してください。
gmailやYahoo!メールなどで複数メールアドレスを作成出来ますので、
そちらで準備しておくとよいでしょう。
⑦登録住所 ※重要
既に開設済のアカウントとは異なる住所地を用意する必要ががります。
Amazonの登録住所の認識は、
「登録住所=商品の保管場所」となっています。
複数アカウントの作成の承認を得ることが出来ません。
ビルやマンションの場合、同フロアでは承認されない可能性がありますが、
フロアが異なれば問題ありません。
一軒家や実店舗などの場合や、2階建て以上の場合は登録方法を以下のようにすることで
申請が可能になります。
アカウントA:1Fを登録
アカウントB:2Fを登録
他には、実店舗の住所地で登録している場合は、自宅住所を登録することも出来ますし、
親・兄弟の自宅住所地を借りるということも出来ます。
また、用意出来ない方はバーチャルオフィスを登録することも有効です。
バーチャルオフィスのサービスは世の中にたくさんありますので、
検索して好きなサービスをお選びください。
バーチャルオフィスは副業バレの対策にもなります。
⑦法人名(法人の場合)
既存のアカウントに法人名を登録している場合は、
複数アカウントを作成する際には法人名の後ろに「部署名」を明記するとよいです。
⑧使用するパソコン、IPアドレス
パソコンやIPアドレスについては、同一のものでログインしても問題ありません。
⑨出品する商品
複数アカウントを運営していくうえで、例えば同一商品を複数アカウント毎に出品し、
商品の回転数を上げるなどの行為はNGとなりますのでご注意ください。
発覚した場合、アカウント停止の恐れもあります。
⑩割賦販売法のチェック
カード会社による割賦販売法に基づく調査が入ることがあります。
amazonの出店手順に関する解説は以上です。
その際、住所地に関してはバーチャルオフィスなどですと方に引っかかる可能性が高いため、
一時的に本アカウントの住所地など実在する住所地に戻しておきましょう。
調査には2週間ほどかかりますが、3週間ほど様子を見て何も連絡がなければ、
問題がなかったということですので、
そうしたらまたバーチャルオフィスの住所に戻すとよいでしょう。