販売編 5.amazonのリピート機能

amazonスタートアップガイド

5.amazonのリピート機能

amazonFBA販売では、新規商品リサーチをするだけではなく、
獲得できる利益を最大限得るため、繰り返し売り続けていくことが重要です。

もちろん、商品によっては廃盤となったり、
価格競争で利益が取れなくなることもありますが、

利益があるタイミングで適切にリピートしていくことが、
資産構築型の物販を形成し、労力の少ない物販を形成します。

ここでは効率的に在庫管理をして「リピート販売」に繋げていく方法を解説します。

発注推奨

このamazon「発注推奨」がリピート販売の機能として非常に有効です。

この「発注推奨情報」を入力することで、
amazonセラーセントラルから沢山の有益な情報を得ることが出来るようになります。

<手順>

1.セラーセントラル「発注推奨」へアクセスする

・セラーセントラルにログイン後「在庫」タブより「在庫健全化ツール」をクリック。

 

 

 

 

 

 

・在庫ダッシュボードの画面が開いたら「在庫の補充」タブをクリックすると、
発注推奨」の画面に切り替わります。

 

 

 

2.リードタイムと再発注の頻度を設定する

・発注推奨の画面右上「初期値を設定」をクリック。

 

 

・仕入先のリードタイムと再発注間隔の初期設定を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

■仕入先のリードタイム → 1週

※リードタイムとは、仕入先に発注して、amazon納品・受領されるまでの期間です。
基本的に「1週」程度をおすすめします。
これは、残り1週間で在庫切れが予測される商品の発注を推奨するための機能です。

■再発注の頻度 → 4週

※再発注の頻度とは、同じ商品を次回いつ注文するか?についての設定です。
基本的に「4週」程度をおすすめします。
これで「4週で売り切れる数量」をamazonが予測して教えてくれます。
1ヶ月(4週)で売り切れる量とすることで、資金ショートを防ぐことが出来るうえに
余剰在庫を増やさないことにも繋がります。

■「すべての在庫商品に初期値を適用する」にチェックを入れる

※上記の設定に問題がなければ「在庫商品すべて」
リードタイムと再発注の頻度を適用します。

最後に保存ボタンをクリックして設定完了です。

3.ソート機能を使ってみる

「発注推奨」に表示されるリストにはソート機能があります。

仕入先   :「仕入先」別に商品が並べ替えられます (初期値は未入力です)
売上    :過去の「売上」額順に商品が並べ替えられます。
推奨発注日 :発注を推奨する日付順に商品が並べ替えられます。

 

 

4.【重要】発注推奨で商品の情報を入力する

続いて、「発注推奨」の一覧に表示されている
商品のそれぞれの商品情報を入力していきます。

<手順>

・商品の右側にある「アクション」の項目の「詳細表示」ボタンの右側の下矢印をクリックし、
メニューから「SKUの設定をカスタマイズする」を選択しクリック。

※発注不要な商品については、メニュー内の「推奨情報を非表示にする」で除外することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

・商品情報を入力します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕入先
編集するには鉛筆マークをクリックしてください。
こちらに仕入先を入力します。

仕入先の部品番号
「未入力」で大丈夫です。特別な部品番号がある場合のみ入力してください。

仕入先のリードタイム
「2.」で既に設定済の場合はその数値が表示されます。
※個別にリードタイムを設定したい場合は編集してください。

仕入先からamazonへ直送する
「いいえ」のままで大丈夫です。FBA出品の場合直送にはなりません。

再発注の頻度
「2.」で既に設定済の場合はその数値が表示されます。
※個別に再発注を設定したい場合は編集してください。

ケース当たりの商品
初期値1のままで大丈夫です。
※発注先からケース買いする場合「入数」を入力

最小注文数量
初期値1のままで大丈夫です。
※発注先に「指定ロット数」などの条件がある場合は入力

販売価格
商品登録時に設定した販売価格が表示されています。
※価格表示部分をクリックすると「価格設定を管理」画面に切り替わり、価格を編集出来ます。

仕入原価【重要】
仕入原価を入力してください。
※税込み価格で入力
※この仕入原価の入力は「粗利計算」などに用いられるため重要な設定です

「注文数と発注日の推奨」の表示について

「発注数と発注日の推奨」の表示について解説します。

 

 

 

 

 

 

 

推奨される在庫補充数量
「2.」で設定した「再発注の頻度」(4週)に基づいた注文数が表示されます。
※過去の販売実績を元にamazonが予測する数量です。

推奨発注日
amazonが予測する在庫切れまでの日数を元にした発注日が表示されます。

発注見積額
自分で設定した「仕入原価」を元にした発注見積額が表示されます。
※推奨注文数×仕入原価

粗利(見込み)
amazon手数料を差し引いた単品の粗利(利益)が表示されます。
※販売価格 – 仕入原価 – amazon手数料

「売上実績」の表示について

売上実績の表示について解説します。

 

 

 

売上実績(点数)
自店舗の過去の30日の売上金額と点数が表示されます。
※在庫切れ(在庫がない)期間を含みます

「在庫レベル」の表示について

在庫レベルの表示について解説します。

 

 

 

 

 

在庫数や販売不可在庫数などが表示されます。

5.在庫の一括設定

上記の商品情報をひとつひとつ入力するのが手間ですので、
それぞれの商品情報を一括で設定する「在庫の一括設定」機能があります。

機能を使うには以下の手順で進めていってください。

1.「在庫の一括設定」のレポートをダウンロードする

<手順>

1.セラーセントラルから先ほどの「在庫健全化ツール」を開き、
 さらに「在庫の補充」画面を開いてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.画面右上にある「SKUの設定をカスタマイズする」をクリック。

 

 

3.在庫の一括設定の画面が開くので、「レポートの生成」ボタンをクリック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レポートの生成ボタンをクリックしたら、生成されるまで30秒~1分ほど待ちましょう。

 

 

4.ファイルが生成されたら「ダウンロード」をクリックしてください。

 

 

※生成が完了するとステータスが「ダウンロード」に変わります。

「ダウンロード」をクリックすると、「inventory-report_~.txt」というテキストファイルが
ダウンロードされます。

2.「在庫の一括設定」の情報を入力する

<手順>
1.Excelを立ち上げてください。

2.Excel画面にダウンロードしたテキストファイルをドラッグアンドドロップしてください。
 テキストファイル内に記載されていた内容がExcel内に綺麗に表示されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Excelに商品情報を入力していきます。
各項目が英語になっていますので、それぞれの意味と入力内容を解説します。

Merchant SKU
商品登録時に設定したSKUが表示されます。ここはそのままでよいです。

ASIN
商品ごとのASINコードです。ここはそのままでよいです。

Product Name
仕入れた商品名です。ここはそのままでよいです。

Supplier
仕入先の意味です。ここに仕入先を入力してください。

Supplier lead time
仕入先のリードタイムです。
発注してから納品するまでえの時間(週)。こちらには通常「1」(週)を入力してください。

Case pack qty
ケース当りの商品数量です。
入数(ロット数)を入力します。6、12、24など仕入先のロット数があれば入力してください。

Min order qty
最小注文数量です。
仕入先の最小ロット数を入力してください。

Reorder frequency
再発注の頻度です。
仕入先にその商品を発注する頻度(週)を入力します。
通常「4」週で入力してください。(原則1ヶ月で売り切る量とするため)

Cost of purchase
仕入原価です。
仕入原価を入力してください。その際、セット数、消費税に注意して税込価格で入力してください。

Supplier ships direct to Amazon?
仕入先からamazonへ直送するかどうかです。
こちらは通常「No」のままで問題ありません。

Hide Item
商品を非表示の意味です。
不要な商品は「Yes」を選択してください。一覧から商品を削除することが出来ます。

Recovery rate
回収率の意味ですが、こちらへの入力は不要です。

以上が入力項目となります。

※「仕入先のリードタイム」と「再発注の頻度」については、
「2.リードタイムと再発注の頻度を設定する」で一括設定も出来ますので、
あらかじめそちらで設定してからの方が効率的です。

3.すべて入力が完了しましたら、「名前を付けて保存」してください。

 

 

 

 

※こちらはOffice365のExcelの画面です。バージョンにより表示が違います。

保存すると、「この形式でブックを保存しますか?」とエラー表示が出ますが、
無視して「はい」を選択してください。
その後、Excelファイルを閉じてください。

3.「在庫の一括設定」ファイルをアップロードする

設定が完了したら、次にファイルをアップロードします。
以下の手順で進めてください。
「在庫の一括設定」画面に戻ります。

<手順>

1.「在庫の一括設定」画面に戻る。

2.ファイルのアップロードから「ファイルを選択」をクリック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.先ほど保存したファイルを選択して「開く」

4.「ファイルをアップロード」ボタンをクリック

 

 

 

 

 

5.アップロードすると、下部に「アップロード日」「ステータス」「処理レポート」
 が表示され【処理中】と表示されます。そのまま数分お待ちください。

4.アップロード状況を確認する

・ステータスを見て間違いがないかを確認しましょう。
・念のため「処理レポートをダウンロード」してExcelで開いてみましょう。
・SKUに「00123」など先頭文字に「00」などを使っている場合、
Excelのデータ上「123」と表示されてしまうため、「00」表記に修正が必要です。

以上で、「発注推奨」の設定は終了です。

セラーセントラルに全情報が反映されるまで最大24時間かかることがあります。

※データ反映に時間がかかるため、余裕をもってデータを更新する必要があります。
※即時にデータを反映したい場合は「発注推奨」の「詳細を編集」から商品ひとつひとつを編集してください。