はじめに
ドンッ!
メーカー、問屋営業、問屋営業部長に囲まれ、偶然VIP待遇のようになっていたぷぅに玩具問屋の眼力マックス社長が近づいてくる。
そして、ひとり物販でビジネスをしているぷぅに興味を持ったのか、、
というぐらい質問をしてくる。
▼前回の記事はこちら。
ぷぅの物販歴イマココグラフ
緊張の瞬間!問屋社長との一問一答
- Q1:ぷぅ社はどんな物販をしているのか
(EC物販は嫌われるかなぁと思いつつ)
amazon一本で食品、ペット、文具、一部玩具も売っている。
- Q2:玩具ではどんなメーカーを扱っているか
(あちゃー、実はほとんど扱ってないのよね、、)
玩具はほとんど扱っておらず、ぬいぐるみやパズル程度。
- Q3:対象年齢はどのくらいか
(あ、そういうところを聞くのが玩具業界なのか)
年齢にこだわりなし、amazonのデータを見て売れるものを売れるだけ仕入れる。
- Q4:どのくらい物販をやっているか
(やっぱり物販歴は大事)
2015年から副業で開始
2017年に法人設立
2018年に独立・起業
- Q5:以前の職業は?
(40歳で起業は異端よね)
建設業、名刺の「技術士」はその名残り。
- Q6:なぜ会社を辞めたのか
(これを言ったら気分を害するかもしれないが、、)
自分がやりたいことができなかったから
- Q7:個人で億の売上げはどうやって?
(老舗問屋には不思議な数字だろう)
物販データを利用して基本パソコン1台で
と、話したところで気がつく。
現場主義の老舗問屋とは相性は最悪?
なんてワードが出るたびに怪訝(けげん)な顔をするこの社長、
昔ながらの、現場主義の老舗問屋にこれは、、ミスったか。
そして、ぷぅの一問一答を受けて、眼力社長がゆっくりと口を開く。
玩具問屋 社長の考えとぷぅの運命
問屋は利益を圧縮される時代
「メーカー > 問屋 > 小売り」古き良きパワーバランスはくずれ、メーカーと小売りが強い時代になりました。
小売りは大規模チェーン店が生き残りamazonのような巨大ECサイトが覇権をにぎる。
大手メーカーと大手小売りが強さを増す
そんな中で、大手メーカーと大手小売りが強さを増し、その中間にいる問屋は利益を圧縮される時代です。
そんな状況に耐えかねて、利益を共有するはずの物販の流れを無視して問屋が小売り(ネット)に走るヤカラさえ現れている。
利益配分のバランス
我々はメーカーと小売りの間に立ち、双方の流通をうまく回してその対価を得るのが役目のはず。
仮にすべての問屋が小売りを始めたら「利益配分バランス」がおかしくなり、業界は破たんする。
だから、ウチはそんなことはやらない。
時代が変わったのかもしれない
玩具問屋を始めて60年以上になるが、ウチのお客さんたちは時代に乗れない古いお客さんがたくさんいる。
この業界のバランスがくずれつつある中で利益度外視で物販を続ける人もいる。
そんなお客さんにも歩み寄り応援するのが私の会社。
古臭いですが、ウチはそういう会社です。
時代にあった「武器(ツール)」を使い、時代にあった「売り方(amazon)」をする。
ぷぅ社長のような人がどんどん今の時代の物販を進めている。
古いお客様だけでなく、こういう若い人間の活躍を応援する時代なのかもしれない。
いきなりの展開はまさに、おもちゃショーの奇跡!
こちらが持っている情報は全部提供しなさい。
ぷぅ社から多くの仕入れが見込めるなら、掛率の交渉はナシ。
最初から最上位のお客様と同等に扱うこと。(ただし初期は現金前払い)
ぷぅさんが分からないことは営業がしっかりフォローしなさい。
細くても長い関係を築いていきましょう。
そして、ぷぅさんの物販が発展したらぜひ、また話しを聞かせてください。
と言うと、眼力マックス社長は少し笑って去って行った。
なんだこれはドラマ「半沢〇樹」の撮影か。
言葉にできない心の震えとともに・・・
だいたい、うちの在庫データをご新規さんに渡すとかありえへんで!
ぷぅ社長には何かツイてまんな!人柄か!なんやろな!ハハ!
自分は苦笑いしながらも、「言葉にできない心の震え」とともに問屋事務所を後にしたのであった。
これは、「おしり拭きあたため器」から始まったおもちゃショーの奇跡(実話)である。
玩具問屋を紹介してくれたcombiのおじさん、最後まで名前分からなかったな。
次回予告
最高のスタートを切ったぷぅの玩具問屋仕入れ。
その玩具問屋とは、京都本社に家族で遊びに行くほどの良好な関係を築き、この最高の環境を生かして翌年の年末(2019年)には最高月商1,251万円に到達する。
そして、その間も果敢に問屋を攻めるぷぅはスポーツ分野でも「老舗の壁」にぶち当たっていくのであった。
「清原、来襲」
頭の中、筋肉で出来てんのか。
おわりに
はい、ぷぅです!
実はこの玩具問屋さんと現在はお付き合いがありません。
またしても「時代が変わり」一般の仕入れでは、玩具は利益が出ない状況になったからです。
ただ、オリジナルカタログを作るようになった今、
なんてことは考えてます。
毎年、年末商戦時期になると毎日のように電話していた玩具問屋のおっちゃん、元気かな。
さて、イマは今でやることがある!
月曜日、始まりました!
みなさん、よい一週間を!