値引き交渉を成功させた事例を紹介
僕はいまほとんど問屋から商品を卸てAmazonに出品してます。ぼくの過去の経験から、問屋とうまくつきあつコツをまとめたものです。だてにサラリーマンを〇十年もやってきてないので、それも生かしてまとめたものです。
その通りに実践すれば問屋交渉も必ずうまくいきます。
以前は商品を購入いただいた人に特典として差し上げてました。いつもブログを読んでくれてる読者さんに、感謝を込めてすべてブログにアップしてます。
問屋値引き交渉マニュアル
1.長く付き合う
この「長く付き合う」は当たり前のことですが、とても重要です。取引を始めて間もない
信用もできない人間に「いきなり安く」なんて売ってくれません。
※問屋にとって、仕入れて逃げられるのが一番のリスクです(「飛ぶ」と言われます)
1年、最低でも半年以上の付き合いを経て、問屋との取引がスムーズになってきた頃、相手にもこちらの「存在感」が増してきます。そうなってくると、電話をかけた時の相手の「声の張り」が違ってきます。
2.月額○○万円以上買う
相手は「売上げ」を上げたいのです。企業は「利益」よりも、なぜか「売上げ」を一番最
初に見ます。実際、対外的には「売上げ」が前面に出ますからね。
問屋からの「仕入額」が50万円、100万円と上がってくると、その問屋の営業の方は、社内で「鼻が高い」ということになります。
「6掛けで20万円仕入れてもらうよりも、5.5掛けで50万円仕入れてもらう方が良い」
ということです。これを使って、少し利益率が低い商品も発注書に含めて、
3.メーカー直送
この「メーカー直送」はとても値引き交渉しやすい手法です。問屋からメーカーに発注す
る際に、「指定ロット数」以上だと「メーカー直送」になります。つまり「メーカー」か
ら「あなたのところ」へ問屋を介さずに直送されるのです。問屋は「書類を書くだけ」で
、一番重労働な「納品作業」をしなくて済みます。この「書類を書くだけ」で5%以上儲
かる、これが問屋にとっては一番嬉しいことです。せどりの無在庫転売に似ていますね。
無在庫転売には納品作業が必要ですが、この「メーカー直送」は「書類を書くだけ」で儲
かります。
問屋との取引が進み始めたら、ぜひ「メーカー直送ロット」を聞き出し、
「指定数以上仕入れるので掛率を安くしてくれませんか?」
と交渉してみましょう。これは案外簡単に、5%くらい値引いてくれることがあります。
いきなり「金額交渉」の話を持ち出すのは、あまり印象の良いことではありません。
4.1メーカー大量仕入れ
「問屋」がメーカーに値引き交渉しやすい
「メーカー直送」は初期段階で値引き交渉をしやすい手法ですが、さらに値引いてもらう
ための次のステップは、「1メーカーで大量仕入れ」です。「1メーカーで月に○○万円以
上仕入れるので安くしてください。」という言い方になります。
この「1メーカー大量仕入れ」は、「問屋」がメーカーに値引き交渉しやすいのです。
月に5個しか買わない問屋に対して、メーカーも掛率を落としません。月に100個も200個も買ってくれる問屋には、メーカーも安く売ることができます。これは、私たち小売りと問屋の関係に似ていますね。
5掛けで買っているものを4.5掛け、4掛けで買えるようになれば、
私たちも6掛けを5.5掛け、5掛けで買えるようになるということです。
5.競争させる
これは「奥の手」というか【最終手段】です。問屋との信頼関係が構築された後にできる
ものですが、せっかく構築した問屋との関係性が崩れる可能性もあります。
「競争させる」とは、「問屋」と「問屋」を競争させるということです。
現状6掛けのA問屋に対して、「新しいB問屋さんは5.5掛けって言ってるんですよね」という風に値引きを持ち掛けます。
問屋の本音
A問屋との関係が長く続き「無視できない存在」になったあなたが、「じゃあ、サヨナ
ラ」と言われることはありません。割とすんなり「では5.5掛けでこちらも卸しましょう
」と通ります。問屋としては「売上げがゼロ」になるよりは「利益率が下がってもこの顧
客を維持したい」ので、交渉が成立するのです。
信頼関係を構築する前の段階では、すぐに「じゃあ、サヨナラ」となってしまうでしょう。
6.番外編 「小さな問屋」
大きな問屋と小さな問屋、どちらが良いと思いますか?
理由は、
- 個人や小企業を相手にしてくれる
- 問屋の営業担当者と近い存在でいられる
- 相手も必死に買ってくれる人を探している
- 価格の決定権を担当者が持っている(もしくは、上司と近い)
- 電話が気楽にできる
- 小さな小売りはそもそも相手にしてくれない
- 営業担当者と顔を合わせることもない
- 掛率交渉しても「社内基準でムリ」で終了
- 発注ロットが多い
終わりに
当たり前のことのようですが、実際
当たり前のように思うことをできてるか?できてないか?
以外と肝です。問屋さんも一人の人間です。今実店舗が厳しいようですが、それをチャンスととるのか?ピンチととのか?自分次第だと僕は思ってこれからも挑戦し続けます。